宴会パーティーコンパニオンと、クラブやキャバクラなどに派遣されるコンパニオンとでは、業務内容に差異があります。
ご説明しますね。
クラブやキャバクラでは、店舗がありますよね。
お店に出勤して、接客サービスを行います。基本、出張等はありません。
ですがコンパニオンの場合
店舗がありません。
なので各飲食店、ホテル、旅館等への宴会場に御呼ばれをしたら、伺うというスタイルになります。
コンパニオン | キャバクラやクラブホステス | |
店舗 | なし | あり |
出張の有無 | 原則出張 | 原則なし |
時給相場 | 2000円~3500円 | 1200円~5000円 |
働く時間数 | 2時間ワンセットが基本 延長30分毎取れることもある |
お店との契約で決まる。 3時間~数時間が標準。 |
大きな違い | お客様の希望者に行く | 店舗までお客様が来られる |
衣装 | 服装(ワンピースが多い) | スーツやドレス必須 |
メイク・ヘアセット | 自前でOK 和装等はヘアセット料がかかることも |
お店によってはメイクやヘアのセットも必須 |
お客様層 | 一般の人から社長・エグゼクティブクラス | 同じ |
お客様への営業やアフター | 絶対してはいけない | 必須 |
指名 | 不要 | お店によっては必須 (高級クラブなど) |
なぜコンパニオンの時給が高いのか?
基本的に、お客様がコンパニオン等を利用される場合、特別な日に宴会やパーティーなど開催し、ご利用されます。
中には、日頃のストレスをよくない形で発散する方も居ます。
会社としてはおさわりNGなところも多いです。
弊社もピンクサービスはNGです。
ですが、実際は、宴会席や温泉旅館等へ行けば、おさわりは日常茶飯事にあります。
(弊社の場合は、すぐご利用禁止・出禁等にするため、羽目を外しすぎるお客様は少ないです。
が、逆に禁止要件を増やしすぎても、ご予約が減ることもあるので、そのあたりの加減は難しいところです。
なのでコンパニオンさんの、うまくあしらうという技が必要になります)
お客様にもよりますが、ほとんどの人が、下心あるのが現状です。
人間としての尊厳も、少なからず侵害されることもあります。
まして1日限りの出会いです。
お客様は、口に出しては言わなくても、コンパニオンを社会の底辺に居る者と位置付けている人が多くいます。(キャバクラ等も同じです)
なので馬鹿にされやすい職業なのは事実なのです。
お金払って呼んでるんだから何言やってもいいだろうという、サービスを受ける側の心理が働きます。
一般の社会、公共、会社、家庭では絶対にやらない事でも、コンパニオンには平気でやるのです。
おさわり等をすれば犯罪になる事でも「お金を払っている」んだからで済んでしまうのです。
実際、弊社のコンパニオンさんでも、ひどいセクハラにあった方がいて、警察にも相談したのですが、警察側も「コンパニオンという職業だからねぇ」ということで流されたことがあります。
(その後、そのお客様は出禁にさせていただきました)
社会的にもまだまだ低い扱いが現状なのです。
時給が2000円~3500円もあるのは、その代償というわけなのです。
勿論、そういうお客様ばかりではありませんよ。
ですがコンパニオンをはじめるのであれば、心構えは必要なのです。
座っていればOKな仕事とは違うのです。
またセクハラOKな会社もありますが、コンパニオンの会話レベルは、総じて低い傾向にあります。
セクハラでごまかす接客にならないためにも、接客レベル・会話レベルはあげてお客様を楽しませたいものです。
キャバ嬢とコンパニオンの大きな違い
キャバ嬢やホステスは、基本お店で待機してます。
なのでお客様は足しげく通います。
指名を取って、固定客が取れることが第一条件となります。
時給5000円のお店もありますが(銀座など)、指名取れないと即首になります。
コンパニオンは、遠方からの旅行客や、宴会・旅館などから呼ばれることもあり、各店舗様に行く形となります。
そのため、一定のお客様がつくことはまれなケースとなります。
ホステスやキャバ嬢は、来たお客様に、また次回指名してもらえるよう計らいますけど
コンパニオンの場合は、一期一会となるため、接客もシンプルになりがちです。
お仕事の仕方が違うのです。
(同じコンパニオン会社でも、最近では、飲み友達として派遣してるところもあるので、キャバクラ等と同じような接客レベルが求められてることもあります)
このようにお仕事の仕方にも差があるのです。
どのお仕事タイプが自分にはあってるのか?
参考にしていただければと思います。